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秋って日本の「和」が際立つ季節ですよね。
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紅葉に、温泉に、そして花も日本の風情たっぷりの種類が見ごろを迎えます。
中でも日本の風習や生活とは切っても切れない縁の菊は、各地で「菊まつり」が開催されるほど賑わいを見せます。
「菊って仏壇やお墓にお供えする以外、よく知らないわ~」というあなたも菊まつりに参加したら菊のイメージが変わるかもしれませんよ。
この記事の目次
9月は重陽の節句があるので菊は旬
重陽の節句は聞いたことが無い方も多いと思いますが、5月5日の端午の節句、3月3日の桃の節句と並ぶ5節句の1つです。
重陽の節句は9月9日です。
昔は奇数が縁起の良い数字(陽)、偶数は縁起の悪い数字(陰)だと思われていました。
9は5節句の中で一番大きい奇数のため、9月9日で陽(9)が重なると書いて、重陽の節句と名づけられたんです。
5節句の締めくくりとして、古来から願われている不老長寿と、子孫繁栄を願って薬草として使われてきた菊のお酒(菊酒)を飲んだりする行事です。
菊酒は好きなお酒に菊の花びらを浮かべて飲むものなので、菊まつりに行って気に入った菊と、地酒を手に入れてきてはどうでしょうか?
全国で開催される有名な菊祭りは?
今有名なのは、関東だと「笠間の菊まつり」、東北だと福島の「二本松の菊人形」ですね。
他にも菊まつり・菊人形展を行っているお城や神社が多数あるのでご紹介していきます。
◆山形県南陽市の菊まつり
http://www3.omn.ne.jp/~sightsee/hana/kiku.html
開催場所 :南陽市中央花公園特設会場
開催期間:10月中旬から11月中旬
開催時間:9時~17時
日本最古の菊人形の歴史がある菊まつりです。
南陽市の市の花でもある菊は地元民に愛されており、このお祭りの時に仮装パレードもするんですよ!
◆福島県二本松市の二本松の菊人形
http://www.nihonmatsu-kanko.jp/kikuningyo.html
開催場所:福島県立霞ヶ城公園(国指定史跡 二本松城跡)
開催期間:10月中旬から11月中旬
開催時間:9時~16時
入場料:700円(中学生以下は無料)
駐車場:無料(普通車500台)
お城を会場にとても華やかに行われる菊人形展です。
菊を1,000本以上使って綺麗な半球を作る千輪菊もとても見事です。
期間中は二本松駅から直通シャトルバスが運行しております。
◆神奈川県横浜市の三溪園菊花展
http://www.sankeien.or.jp/event/16.html
開催場所:三溪園(横浜市)
開催期間:10月下旬~11月下旬
開園時間:9時~17時
入園料:大人(中学生以上)500円、こども200円
駐車場:乗用車 最初の2時間500円、以降30分毎100円、当日最大1,000円
渓谷にまたがり、素晴らしい景色を楽しめる三渓園でも秋には菊まつりを開催しています。
園内で約500点が展示されるので、秋の庭園で色とりどりの菊を愉しむことが出来ます。
菊の香りを愉しんだ後は抹茶処で休憩しませんか?
◆東京都豊島区のすがも中山道菊まつり
開催期間:11月上旬から中旬
開催場所:江戸六地蔵尊 眞性寺・とげぬき地蔵尊高岩寺・大正大学
江戸の頃からこの辺りでは菊合わせと呼ばれる新しい菊の見せ合いや品評会が開催されていたそうです。
それを現代まで引き継ぎ、今は菊の展示のほかに生け花展や短歌・俳句の展示などオールマイティに行い、模擬店も並ぶ賑わいになりました。
◆東京都新宿区、新宿御苑の菊花壇展
http://fng.or.jp/shinjuku/event/kiku/kikukadan.html
開催場所:新宿御苑の日本庭園
開催期間:11月1日~15日
開園時間:9時~16時
入園料:大人200円、小中学生50円
回遊式の日本庭園を使い、菊の芸術が披露されます。
菊は皇室の紋章、皇室ゆかりの伝統を引き継いだ展示の美しさは是非日本へ観光中の外国人観光客の皆さまにもご覧頂きたいですね。
笠間の菊まつり人気の理由
http://www.kasama-kankou.jp/upsys_pro/index.php?mode=detail&code=442
関東の首都圏の中で、一番古くから行われている大規模な菊まつりが笠間の菊まつりです。
明治41年(1908年)から行われており、2016年で109回目の歴史あるお祭りです。
笠間稲荷神社をメイン会場とし、10月中旬~11月下旬に開催されます。
白・ピンクなど色とりどりの約1万鉢もの菊が飾られます。
昔ながらのお祭りのため、流鏑馬や菊人形(※)など、日本古来の祭りの様子を楽しめるのが人気のようです。
※)菊人形展は入場料が有料となっています。
大人(高校生以上):800円
小中生:400円
菊人形は毎年大河ドラマなどをモチーフとしており、2015年はNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の場面全11景が多数の菊を使用し再現されていました。
笠間稲荷神社まではJR水戸線笠間駅下車、徒歩約20分またはタクシーで約5分、もしくは笠間駅からかさま観光周遊バスに乗車することが出来ます。
バスは一日8回出ており、1回100円です。
陶芸美術館等も経由するので菊まつりの他にも笠間を愉しみたいという方にはバスがおすすめです。
今はアレンジメントに使いやすい菊もある?
まんまるいピンポンマムってご存知ですか?
ピンポン菊、ポットマム、ポンポン菊、ただのポンポンとも呼ばれている、白や緑やピンクなどのまん丸い菊です。
この菊は洋風のアレンジメントにも良く使われているんです。
一言で菊と言っても、家の雰囲気に合わせて選ぶことが出来るので、是非秋は菊を取り入れたアレンジメントを飾ってみてくださいね。
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