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暑くなってきたら、打ち水をして体感温度を下げてみませんか?
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ちょっとの水で出来て、エアコンの節電効果も期待できるんですよ~!
うちでは毎年子供と水遊びがてら行っています。
子供と遊べて、日本の文化を教えるチャンスにもなるので、お子さんの居る家庭には特にオススメです。
打ち水って何?
元々は神道的な意味で、「水を打ってその場を清める」と言う意味があり、来客がある時には玄関周りを掃除して、最後に打ち水しておくのが作法でした。
神社に行ったときに手水舎で清めるのと同じ様な意味かな~?と私は思っています。
現代では夏に涼しむための意味合いが強く、庭先に打ったり、道路の照り返し対策のために道路に打ったりしていますね。
特に都会では地面がコンクリートだらけで土が無いため空気が暑くなりやすく、そのためにヒートアイランド対策で打ち水が推奨されています。
打ち水って効果あるの?
ズバリ、あります!
同じ気温、同じ時間に、コンクリートの上にいるのと芝生の上にいるのとでは暑さが違いますよね。
ただ、打ち水をしても、空気の温度自体はそれほど変わりませんが、水が蒸発するときに熱が奪われるので、それによって体感温度が下がる、という感じです。
Wikiによると、「水1gの蒸発につき、約0.58kcalの熱が奪われる!」と書かれていますが、イマイチよく分からないですよね!
ここでちょっと、お風呂上りを思い出してください。
お風呂から上がった後は暑いですが、体をちゃんと拭いて服を着ないでいると、どんどん体が冷えていきますよね?
打ち水はこれと同じ効果が得られます。
水が蒸発するには、周りの熱を取り込む必要があるんです。
そのため、体に付いた水滴が気化して空気に混じろうとしたときに体温をどんどん奪っていってしまうんです。
コンクリートに打ち水をするとこれと同じ現象が起こり、コンクリート上に撒かれた水が蒸発しようとコンクリートの熱や空気中の熱を吸い込みます。
その為コンクリートも冷えて、ひんやりした状態になるんです!
打ち水の方法と行う時間帯
打ち水の仕方って細かいルールはありません。
「水を撒く!」それだけです。
ひしゃくが無くても、手でもいいし、ペットボトルでもオッケーです。
うちでは子供の水遊びを兼ねて、シャワーホースで子供に撒いて貰っています。
環境のことを考えたり、節約を考えれば、お風呂の残り湯や雨水が最適ですね。
打ち水を行う時間も正確に決まっているわけではありません。
日中でも一時的に暑さをしのぎたいなら、「ばしゃ~!」と水を撒いてOKです。
ただ、その撒いた水は後から蒸発するので、時間と場所によっては後から「蒸し暑く」なる可能性があります!
オススメの時間は朝と夕方、おすすめの場所は日陰になった場所です。
太陽の動きを追って、これから日向になる部分に撒くと蒸し暑くなるため、日陰になった場所を確認して撒くと効果的ですよ。
打ち水するときに気を付けること
公道に打ち水をすることは基本禁止されています。
打ち水が通行人にかかってしまうこともありますし、打ち水に使った水が洗い物の残り水だとタイヤが滑ってしまい、危険が伴うからです。
自宅の範囲内で、安全と、他人への配慮を行った上で撒いてくださいね。
室外機に打ち水って意味はある?
答え→あります!
実はエアコンメーカーのダイキンでも推奨しており、尚且つ自社室外機には打ち水と同じ効果のある冷却用の噴霧水が出るものもあるんですって!
室外機の周辺温度が低ければ低いほど、電気も節電出来て、冷房効果も上がります。
室外機が日陰にあるなら、地面だけではなく、家の壁にも水をかけると室外機の周辺全体の気温が下がるのでおすすめです。
打ち水大作戦
日本水フォーラムが毎年行っている、打ち水を推進するキャンペーンで、2003年から始まってもう10年以上続いているんです。
打ち水大作戦の内容は、生活排水を使った打ち水で地域コミュニケーションを活性化させることと、一斉に打ち水を行うことでどのくらい気温が下がるのか、科学的実験を行うことを目的としています。
日常的な打ち水では、水道水を使うこともあると思いますが、打ち水大作戦ではお風呂の残り湯や室外機から出る水、雨水を利用することを条件しており、水道水は「もったいない!から使わない!」とルールにしています。
HPからポスターもダウンロード出来るようになったので、子ども達に昔ながらの涼の取り方を教えるためにも子供会や小学校でやってみてはいかがでしょうか?
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