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「ほおずき」って知っていますか?
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漫画の「鬼灯の冷徹(ほおずきのれいてつ)」でも名前に使われていますね。
ほおずきの書き方、他には「酸漿」とも書き、深大寺では「鬼燈」と表記しています。
朱色のダイヤ型の植物なんですが、今はとんと見かけなくなりましたね。
お盆にも関係している植物なので、日本の知識を深めるためにも「ほおずき市」、出かけてみてはいかがでしょうか?
この記事の目次
ほおずき市って何?
ほおずき市は文字の通り、「ほおずきを売る市」です。
どうして「ほうずき」かと言うと・・・。
ほおずきは元々、お盆に飾る盆花の一つで、見た目から連想出来る通りお盆に飾る提灯を意味しているんです。
お盆の時期の御仏壇の上に飾る風習が残る地域もありますし、花屋さんに盆花のアレンジメントをお願いすると「ほおずき」を飾ってくれるところもあります。
そのお盆の時期に必要な「ほおずき」を売る市と、観音様のご縁日の「四万六千日」が重なって開かれるようになり、浅草寺の「ほおずき市」は有名になったんです。
でも、
「ほおずき」をメインで売る市の発祥は、愛宕神社(あたごじんじゃ)だったんです。
昔、「ほおずきを水で鵜呑(うの)みにすると、大人は癪(しゃく)を切り、子どもは虫の気を去る」と言われ薬草としても人気があったんですが、愛宕神社ではこの市を最初からほおずき市とは呼ばず、観音様の縁日名の「四万六千日」と呼んでいたんです。
でも「四万六千日」が先に有名になったのが浅草寺だったため、ほおずき市も四万六千日も浅草寺の方が有名になってしまった、と言うわけです。
四万六千日とは?
月に一回設けられた「功徳日」に参拝すると、一回の参拝で、100参拝分、1,000参拝分の効果が得られると信仰されているんですが、中でも7月10日の功徳日は1回で1,000回分のご利益が得られる徳の高い日だそうで、それがだんだん過剰になっていき、江戸時代には7月10日に参拝すると46,000日分の徳がある!!!と言う話になりました。
そこから名づけられたのが、四万六千日です。
46,000って言ったら、1年365日で割ると単純計算で126年分近いですよ!
どうして46,000なのかという謎が今も残りますが、一番有力な説は「米一升の中に米が46,000粒あるから」、という理由だそうです。
本当かどうかは定かではありません。
どなたか数えてみてはどうでしょうか?
浅草寺のほうずき市と四万六千日の開催日程
2016年の開催日は、2016年7月9日(土)~10(日)になっています。
開催時刻は例年午前6時~夜20時頃までとなり、100店を超すお店が軒を連ねます。
外国人観光客にも江戸を知ってもらえる人気の市です!
「ほおずき」の価格は、鉢植え1鉢2,500円と定価があるんですが、
熊手市などと一緒で割引してもらったら安くなった分だけ「ご祝儀」として店に渡すのが江戸っこの粋なはからい、と言うものだそうです。
だから安く買っても、そのまま買っても、お財布から出る金額に変わりはありません!
ただし、毎年40万人の見物客が押し寄せるお祭りなので出来れば朝一がおすすめです。
毎年行っている方は、どこの屋台で購入するか決まっている事が多いそうなんですが、初めての方はまず鉢植えでは無く切り花がおすすめです!
浅草寺以外の開催地は?
実は「ほうずいき市=浅草」、と思われるくらい浅草寺の市が有名ですが、他のお寺や神社でも行っているんです。
発祥地である愛宕神社も歴史を感じさせますが、他の市でも日本の風習を身近に感じられ、普段飾ったりしない方でも心惹かれて購入することが多いそうです。
夕暮れ時のほおずき市は、朱色が空の群青色に映えてとても美しいので時間があれば顔を出してみてくださいね。
1)毘沙門天善國寺
神楽坂祭りが開催される毘沙門天善國寺でもほおずき市が開催されています。
2016年7月27日~2016年7月30日
参考サイト:神楽坂通り商店街
2)源覚寺
2016年の詳細は出ていませんが、恐らく7月16日17日辺りだと思います。
近くの伝通院では朝顔市が開催されるので、この日はお寺めぐりをしてみてはどうでしょうか?
参考サイト:文京区HP
http://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/event/matsuri/asagao.html
3)深大寺
深大寺鬼燈まつりが毎年開催されており、こちらもまだ開催日は不明ですが今年も海の日を含む三連休で7/16~18日を予定していると考えられます。
参考サイト:2015年のほおずき市HP
http://jindaijihozukimatsuri.web.fc2.com/index.html
4)朝日神社
毎年7月上旬の金曜土曜にかけて行われているほおずき市、午前10時~午後6時30分と出かけるにはちょうど良い時間帯にお店と奉納神楽を行っているので是非足を伸ばしてみてください。
参考サイト:朝日神社HP
http://www.asahi-jinjya.com/index.html
5)信松院
浅草寺と同じ7月9日10日に開催されているほおずき市です。
浅草と違い、朝顔や風鈴など夏の風物詩が全部一緒になって出店が出ているため、八王子市の夏の1ページを飾る市になっています。
参考サイト:東京のお祭り一覧
http://members2.jcom.home.ne.jp/ichikondo/07%20shinshouinhoozukiichi.html
6)愛宕神社
ほおずき市発祥である愛宕神社では毎年6月23日24日にほおずき市が開催されます。
紫陽花の季節でもあるので一緒に楽しまれる方が多いようですよ。
ぜひ日本情緒を愉しんでくださいね。
参考サイト:愛宕神社
http://sikisansaku.sakura.ne.jp/465_atago/houzuki.htm
東京以外の関東周辺では、千葉県で「市川ほおずき市」、「検見川神社例祭神幸祭でほおずき市」が楽しめます。
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