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朝一の予約でも待ち時間が発生するくらい、小児科が混み合う季節になりましたね。
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特に病院や薬嫌いなお子さんを持つ親にとって、風邪を引きやすい秋冬は投薬も大変なものです。
産まれたばかりで、薬が苦い物、と最初から知っているわけではありません。
周りからの情報を得たり、経験で苦手さが増していくんです。
その中で一番重要なのがママの態度です。
「苦いけど我慢しようね~」と言って飲ませたら、子供も「苦いの!?じゃあ嫌だよ!!」と言う気持ちになっちゃいます。
絶対に美味しい!とは言い切れませんが、「体の中の悪いやつを退治してくれるものだから」と説明して、「薬=良いもの」と言うプラスイメージを植え付けていきましょう。
子供の薬は選べるの?
薬のタイプは大きく分けて3タイプです。
錠剤は喉に詰まる可能性があるので、鼻水なので飲み込む力が弱くなっている時は特に注意が必要になります。
薬剤師さん側でも5~6歳までは錠剤は避けて、1か2の状態で出してくれることが殆どです。
- シロップタイプ(水薬)
- 粉末タイプ(散剤)
- 錠剤・カプセルタイプ
子供が飲みやすいように、同じ薬があればシロップが良い、粉薬が良いと希望を出してみるのはOKです。
子どもに飲ませにくいことを薬剤師さんに相談すると聞いてくれます。
ただ、シロップタイプは種類が少ないらしく、それに保管が効かないようで置いていない薬局も多いです。
私の転勤経験からいうと、都市部の薬局はシロップ率が高かったんですが、都市部から離れたら粉薬オンリーになりました。
薬は○○に混ぜて良い?
子供に薬を飲ませる時の注意です。
薬によっては「○○と混ぜると苦味が増す」、なんてこともあるので、何かに混ぜて飲ませる時は注意が必要なんです。
薬には相互作用と言うものがあって、薬と合わせるものによって薬の苦味が増したり、薬の効果が薄れたり、副作用が出たりします。
子供用の薬で混ぜやすいもので注意したいのは、お茶、ジュース、ヨーグルト、アイスクリーム、チョコレートに溶かすことです。
ジュースに溶かしたりヨーグルトはよく使う手法だと思うんですが、出される薬によっては混ぜることで薬の効果が無くなるので薬剤師さんに「○○と混ぜても大丈夫ですか?」と必ず確認してください。
それと、混ぜてもOKだっとしても苦味が増して、混ぜる意味が無くなるものもあります。
子どもが楽に飲めるようにするには、薬ごとに合わせるものを変えた方が良いですよ。
特にクラリスロマイシン、ジスロマックという抗生物質の粉薬は苦みが糖分でコーティングされているものの、胃液に触れるとコーティングがはがれ苦くなります。
それにアクエリアスやポカリスエットなどのイオン飲料やジュースに混ぜるのがNGの薬なので子どもに飲ませるのに苦労しやすいです。
出来れば水滴で粉薬を団子状に丸めてそのまま口の中にいれ、アイスクリームなどの冷たいもので誤魔化して飲み込ませることがおすすめです。
冷たいものと一緒だと口の中の感覚が薄れるので飲みやすくなるはずです。
◆こちらに代表的な薬の名前と混ぜると相性の悪いもの、飲みやすくなるものが表記されています。
アルバ薬局
http://www.alba-pharmacy.co.jp/main/mame/mame_0055.htm
タイプ別、飲みやすい飲ませ方
飲ませる時の事前注意ですが、子供が泣いている時は吐き出す恐れや咳き込む恐れがあるので飲ませない、何かに溶かす時は子供がすぐに飲み切れるように少量にすることがコツです。
1.シロップ
甘いし液体だし、このままで大丈夫でしょ!と思う方も多いですが、子供によって粉末より苦手っていう子もいるんですよ。
その理由は「甘すぎること」「飲んだことの無い甘さ」です。
味が濃すぎてむせる場合には水で薄めて上げるのが飲みやすいですね。
それと、冷たいと飲みやすいので氷を入れてあげると良いですよ。
2.粉薬
子供もママも抵抗を感じやすい粉薬ですが、子供用は甘くできているので、水に溶かせばシロップになります。
ただ、水に溶かすと変質しやすいので1回ごとに溶かし、すぐに飲んでもらうようにしましょう。
粉薬の中でも甘いものは水滴でペースト状にしたり、団子状にしたりして口の中に入れてあげると食べやすいです。
赤ちゃんにはペースト状にして顎の上に付けて上げると自然と舐めて飲み込みます。
甘いものが好きな子なら、ペーストにするときに粉砂糖を混ぜてあげると飲みやすいですよ。
口の中に残ると苦味が出てくるものもあるので、粉薬は飲ませ終わったら多めのお水を飲ませて口の中を洗い流すようにしましょう。
冷たいものだと苦味が薄れるので氷水や冷たい水で飲ませるとさらにグットです。
それから、一番苦味を感じないのは、お薬をあげるための服薬補助ゼリーを使うことです。
体調が悪い時でも口の中につるんと入るゼリー状で、苦味をガードしてくれるので飲みやすく、効果も逃がしません。
冬場は家に1つ置いておくと、いざと言う時に楽ですよ。
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3.錠剤、カプセル
子供の年齢に対し、飲ませられない程大きな錠剤を出されることは無いと思いますが、5~6歳ごろに錠剤や小さなカプセルを出されることは考えられます。
錠剤を飲ませる時は喉に詰まらせないようにちゃんと起こして、舌の奥の方に薬を乗せ、水で一気に流し込みます。
服薬補助ゼリーで覆って飲み込んでもいいと思います。
口の中にくっついて残っていることもあるので、飲ませたら口の中に残っていないか確認してください。
薬剤師からの指示が無い限り、砕いて飲ませたり、カプセルをあけて飲ませないようしましょう。
消化吸収する時間が変化し、薬の効果が無くなることもあります。
最後に、お薬は「作り置き厳禁」「適量」が一番です!
少なくしても治らず、多くすると副作用で具合悪くなることもあるので、絶対に指示された分量と保管方法、使用期限で投薬しましょう。
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