Sponsored Link
この記事の目次
最難関の宿題かも?
毎年、小学生に課される宿題の一つとして、読書感想文があります。
課題図書が選定されますが、勿論課題図書以外でも読書感想文を書くのはOKで、自由図書枠として認められています。
読書感想文を書くのに、まずやらなければならない事、それが本選びです!
結構悩まれるかとは思いますが、本屋でも図書館でもいいので、まずは帯も参考に自分が興味を持って読めそうな本を探してみましょう!
他には親が手伝って、通販本のレビューや感想を参考に探す方法もあります。
本を決めたら、読みますが、その時に付箋を用意して感動したシーンや、良いと思ったセリフや言葉にチェックをつけていきます。
そして読み終わったら、以下のことを書き出してみましょう。
Sponsored Link
書き出しメモ
- 本の人間関係図
- あらすじ
- この本を読んでどう思ったか⇒特にどのシーン・台詞でどう感じたか
- 感動したシーンや衝撃的なシーンはあったか⇒具体的にどの部分か
- 何がテーマだと思ったか⇒何故そう思ったのか
- 共感できる部分はどこか
- 自分と考え方が違うと感じた部分はどこか⇒自分ならどう思うのか⇒主人公はどうしてこう思ったと思うのか
- 本を読んで見習いたいと思ったことはあったか⇒具体的にどこの部分か
- 見習いたいと思ったことをどう日常に取り入れて行こうと思うのか
これを書き出すことで自分の中でこの本がどういった本だったのか、整理することが出来、このメモを元に読書感想文を書くことが出来ます。
一番最初の書き出しは、この本との出会い、あらすじなどを簡潔に書きます。
その後、自分の中で一番強い印象を受けたシーン、感動したシーン、疑問等にふれ、自分の体験などを含め書いていきます。
最後にこの本と出合って自分が何を感じ、何を考えたのか、受けた影響、どんな人たちに読んで欲しいか等について書きまとめて終わりになります。
書き終わったらしっかり読み返し、言い回し等でおかしいところや、漢字、送り仮名、句読点で間違いが無いか確認します。
青少年読書感想文全国コンクールHP
http://www.dokusyokansoubun.jp/
※自由図書の規定⇒フィクション、ノンフィクションを問わず。
教科書、副読本、読書会用テキスト類またはこれに準ずるもの、雑誌(別冊付録を含む)、パンフレット類、日本語以外で書かれた図書および課題図書は対象としません。
2015年 青少年読書感想文全国コンクール 課題図書一覧 楽天ブックス
http://books.rakuten.co.jp/event/book/child/assigned-readingbook/
高評価をとる読書感想文のポイント
・客観性よりも主観性が重要視される。
読書感想文は、本を読んで、本の趣旨を理解し、自分なりの感想と、意見を文章で書くということが目的です。
そのため、大衆がこの本を読んでどう思うかではなく、自分がどう思ったかを書きましょう。
環境問題や人権問題が関係する本なら、問題提起したい部分を書くのも良いと思います。
「世界では○○が進んでいますが、本当にこれからの時代に○○が必要でしょうか?私たちの世代に○○が何をもたらすのか、私たち自身が経験して考えて異議を広めていかなければいけない問題だと思いました」等ですね。
・否定的表現より、肯定的表現が好まれる。
道徳的感想が求められる本に対し、「共感出来ない」「ありきたりな話」と否定的な書き方をするより、主人公を応援するような肯定的表現で優しさ溢れる書き方をした方が良いです。
・自分の経験、想像を元に話を膨らませる。
動物関係の話なら、自分の家で飼っているペットに置き換えて想像したり、牧場で動物と触れ合った時のエピソードを絡めて、「自分ならどうするか」「自分が同じ立場ならどう思うか」を書き、主人公の気持ちや登場人物の気持ちに寄り添った感想を書くと好感を持たれやすいです。
・何より、自分が共感できる本を選ぶ
自分が嫌いなジャンルの本を選んで、自分の考えた方が変わり、肯定的な感想を持てたなら問題はありませんが、好きじゃない本を選んで、「やっぱり共感出来ないな~、堅苦しくてつまらない」と思ってしまったら、それは感想文を書く本に向いていません。自分を偽って書いても、文章の端々で「無理して書いている文章」とバレルと思います。
親が手伝えること
読書感想文は子供の国語力を高める宿題で、本来親が助けるものではありません。
情緒や道徳を育てる上でも子供本人が本気で取り組む必要があるものです。
でも、特に男の子は「深く考えること」「深く想像すること」が苦手だったりするんですよね~。
語彙(ごい)がすくなくて、自分の思ったことが言葉として出てこないということもあります。そんな時は親が少しだけ、子供の言葉をすくい出す手助けをしてあげましょう。
同じ本を読んで、子どもとディスカッションするだけでも子供の考え方や表現の仕方は広がりますし、料理が絡んでくる本なら同じ料理を作ってみたり、ボランティアが絡む本なら一緒にボランティア体験をしてみるのも良いでしょう。
戦争ものの本で感想文を読むときは、戦争を知らない世代に映画を見せたり、動物ものならドキュメンタリー映画を見せてイメージを膨らませるのも良いと思います。
後は、「主人公の○○はこの時、どう思ったんだろうね?」と考えるための問題を提起してあげることが効果的です。
最後に、句読点や『』の使い方、段落をチェックしてあげましょう。
この夏、子供がステップアップするため、親子で協力して頑張ってくださいね!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Sponsored Link