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人間では生活習慣病の一つとして「肥満」が挙げられていますよね!
日本人の間で急激に増えている糖尿病、高尿酸血症、痛風、脂肪肝などは、肥満との関わりが深い病気と言われており注意が必要です!
この話は一昔前は人間だけの話で終わっていましたが、近年ではそんな話が犬にまで及んできています!
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とあるペットのダイエットに関するアンケート調査では、「ダイエットをしている、過去にしたことがある」という人が56.3%もいたそうです!
凄い割合ですよね!
斯く言う我が家の愛犬も以前はポッチャリさんでした(汗)
今では標準体型になっていますが・・・。
ちなみに、我が家の愛犬は17Kg⇒14Kgになりました。
たかだか3Kgですが、約18%減です。
80Kgの人が14Kg減量するのと同じ割合です(計算合っていますか?)。
当たり前ですが犬・猫は人よりも身体が小さいので、3Kgと言っても侮るなかれですね。
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肥満は「百害あって一利なし」と言うのは言い過ぎかもしれませんが、肥満を解消できれば肥満と関わりの深い病気に罹患するリスクは軽減できるはずなので是非頑張っていきましょう!
「今まで食べていた量より少なくて可哀想~!」
「ちょっとだけオヤツあげちゃおう!」
その行為をご家族全員が知らぬ間に行っていたらどうでしょう?
折角ダイエットに取り組んでいるのに元も子もないですよね。
まずはあなたの意思、ご家族の意思を確認してみてください。
ダイエットをするのか、しないのか・・・。
愛犬のダイエットに取り組もうとしているあなたに一言・・・。
愛犬のダイエットの失敗は「あなたの心が折れる事」です!
心が折れる事なく、取り組んでみてください。
あたなは毎日ペットと触れ合っているので、愛犬の体型の変化には気付きにくいかもしれませんが、冷静に愛犬を観察してみてどうですか?
太っていますか?痩せていますか?
「ん~、見ても分からないから体重計に乗ってみよう!」と思ったあなた・・・、ちょっと待ってください。動物病院では診察台に体重計が付いているので、台に乗ったついでに獣医師が「○○ちゃんは○○キロでいい感じだね!この状態を保って下さい」みたいな事を言われる事がありますが、なかなかご自宅では面倒ではないですか?
そこでオススメなのが「体型」チェックです。
これならご自宅でも簡単にチェックする事ができます。
決して体重測定が悪い、と言っているわけではありませんよ。
ご自宅でチェックするのであれば、体型チェックの方が簡単という事です。
ここでご紹介する体型管理の判定方法は、「ボディ・コンディション・スコア(BCS)」と言うものです。
この判定方法は見た目と触った感触で5段階評価するものです。
と言っても難しいものではありません。
こんな感じです。
BCS1 | 痩せすぎ | 全身に皮下脂肪がなく筋肉はやせ細り骨と皮の様相 |
BCS2 | 痩せている | 多少の皮下脂肪や筋肉はあるものの、まだ全身の骨格が見える |
BCS3 | 標準 | 適度な皮下脂肪に覆われているが、背骨も肋骨も容易に触れる |
BCS4 | 太っている | 厚い皮下脂肪に覆われ、肋骨や背骨に触るのが困難になる |
BCS5 | 太り過ぎ | 非常に厚い皮下脂肪に覆われ、肋骨や背骨の所在が分からない |
5段階評価はこんな感じ、というのをご紹介しましたがどうですか?
上を読んでみると「難しそう!」と思われるかもしれませんがとっても簡単です。
チェックポイントは以下の3つです。
- 背骨
- 肋骨
- ウエスト この3つだけです。
では、それぞれのチェックポイントをみていきましょう。
1. 背骨
背骨に沿って触って(赤ライン)背骨の突起がボコボコと分かるかどうか確認します。
判断基準は触って分かるようであればOK!触っても分からないようであれば太りすぎ、となります。
2. 肋骨
脇腹を触って(青○)肋骨の存在が分かるかどうか確認します。
判断基準は背骨と同じで、触って分かるか、分からないかです。
3. ウエスト
上から見てウエストにクビレがあるかどうか確認します。
判断基準はクビレが分かるようであればOK!
クビレが分からないようであれば太りすぎとなります。
「え~、そんなに簡単でいいの?」と思ったかもしれませんが、これでOKです!
この程度であれば何時でも何処でも確認できるので、是非覚えておいてください。
よし!チェック方法は分かった!
で、どの位の間隔でチェックすればいいのか、と言うところだと思いますが、チェックする間隔は2~3週間程度に一回行えば十分です。
数日おきに確認したところで劇的な変化なんてありませんので、気長に取り組んでみてくださいね。
ペットフードには「○○Kgの子には一日○○g」と表記されていて、その量を食べさせているのに何故かフクヨカになる子がいるんです!
飼い主としては何ともやるせない気持ちになりますよね。
「決められた量を食べさせているのに~」と心の叫びが聞こえてきそうです。
ところで、あなたはペットフードの給与量ってどのように決められているかご存知ですか?
ペットフードの給与量というのは、ペットフードに含まれているエネルギーと、ペットが必要なエネルギーがイコールになるように給与量が決められています。
図にするとこんな感じです。
(ペットフードに含まれるエネルギー=愛犬が必要とするエネルギー)
例えば、10kgの子は計算上一日に約742Kcalが必要と算出することができます。
で、とあるペットフード100gに含まれているカロリーが375Kcalだとすると、10Kg子にはこのフードを一日約198g必要と計算上求めることができるわけです。
(計算方法は割愛します)
ちなみに、200ccカップ一杯で約85gだそうです。
で、こんな計算までして求めた量を食べさせているのに、なぜフクヨカになっていくの?と言う疑問が湧いてきますよね!
ここが落とし穴なんですが、このペットが必要とするエネルギー量は一応計算で求めることはできるのですが、実際のところあまり役に立たないんです!
「え!なんで??」
それはズバリ、個々のご家庭での愛犬の生活環境が異なるからです!
同じ体重の子であったとしても、お散歩に何時間も行く子もいれば、数十分で終わる子もいるかもしれませんよね?
その2頭が同じエネルギーが必要だと思いますか?
思いませんよね!
当然、お散歩に何時間も行く子の方がエネルギーは必要です。
また運動だけではなく、室温の違いによってもペットが必要とするエネルギー量というのは変わってくるんです!
なので、「うちの子は○○Kgだから○○gだね!」と思って食べさせていてもフクヨカになってくるようであれば、
ペットフードに含まれるエネルギー > ペットが必要とするエネルギー
となるので、食べさせる量を減らさなければなりませんし、ここではあまり関係ないかもしれませんが、痩せてくるようであれば
ペットフードに含まれるエネルギー < ペットが必要とするエネルギー
となるので、食べさせてあげる量を増やさなければならない、と言う事になってくるんです。
食べさせる量を計算上求めることはできますが、悪までも「目安」です。
覚えておいてくださいね。ペットフードの裏書にもそのような文言が入っています。
肥満といっても以下のような種類があります。
- 細胞増殖性肥満
- 細胞肥大性肥満
- 症候性肥満 の3つのタイプです。
まず、1. 細胞増殖性肥満 ですが、これは脂肪細胞の数が増えて起こる肥満です。
イメージとしてはこんな感じです。
これは成長期など若い頃に多い肥満のタイプで、細胞自体が増えるものです。
この一旦増えた細胞はなかなか減らないため、痩せにくい肥満のタイプと言えますね。
続いて、2. 細胞肥大性肥満 ですが、これは脂肪細胞一つ一つの大きさが増すタイプです。
イメージとしてはこんな感じです。
これは成長が終わった後になる肥満のタイプです。細胞増殖性とは異なり、元の脂肪細胞の数が増えているわけではないので、細胞増殖性肥満と比べると、痩せやすい状態と言えます。
最後に、3. 症候性肥満 は代謝異常や内分泌疾患等が原因の、病気に伴って起こる肥満です。こちらは病気に伴って起こる肥満なので、ここでは割愛させて頂きますね。
この肥満の種類を見てみると、若い頃からポッチャリしていた子というのは痩せにくいので、若い頃から注意が必要なのがお分かり頂けるかと思います。
肥満が原因で色々な病気に罹患する可能性というのが高くなってきます。
ここでは、肥満が及ぼす影響について具体的にみていきましょう。
まず、肥満になると様々な器官へ負担がかかってきます。
- 心臓・血管への影響
体重が増加してしまうと身体が必要とする血液量も増えてきます。
そうなると全身に血液を送り出す心臓の仕事が増え負担がかかってきます。 - 肝臓への影響
肝臓は食べた栄養の合成・分解を行っている臓器です。
食べる量が増えると肝臓の仕事が増え負担がかかってきます。 - 骨格への影響
体重が増えると、それを支える骨・筋肉にも必要以上に負担がかかりますよね。
飛んだり跳ねたりしたときにかかる膝への負担は大きそうです。
また、あまり知られてはいないかもしれませんが、身体へ及ぼす影響だけではなく動物病院での検査・治療にも実は影響してきます。
- レントゲン検査や超音波検査を行う場合、脂肪が邪魔をして身体の中が写りにくい。
- 血液検査の数値に影響が出てくる場合もある。
- 脂肪で血管が見えにくくなるので採血が難しくなる(何度も刺されたくないですよね!)。
- 麻酔が効きにくくなるので麻酔の量が増える。
- 上記にからみ、投与した麻酔の量が多いので麻酔が身体から抜けきるのが遅く
なかなか目覚めない。 - 何か薬を投与される場合、量が多くなりがち。
と身体に及ぼす影響にとどまらず、動物病院でも色々な影響が出てきます。
単純に下記のようなバランスになると太ってきます。
ペットフードに記載されている決められた量を食べさせたのにフクヨカになる、と言う事は、上記のような状況なので単純に今食べさせている量を減らせばOKと言う理屈になりますよね。
しかし、ちょっと考えてみてください!
今食べさせている量から減らすとなると、現状のフードで量が物足りなくなってきませんか?
前で説明した10Kgの子を例に計算してみると、一日二回食べさせているとしたら、一回の量が200ccカップで一杯強です。
この量から減らす、と言うのはどうも可哀想な気がするのは私だけでしょうか?
そこで登場するのがペットフード各社から販売されているダイエット用のペットフードです。
特徴としては言うまでもありませんが、通常のフードよりもカロリーを低く抑えたフードになっています。
とあるフードメーカーのサイトに表記されているカロリーを見てみると、
通常のフード:405Kcal
ダイエットフード:287Kcal
(いずれも100g)
となっていました。
このフードで10Kgの子で計算してみると、通常のフードの場合、一日200ccカップ約1.8杯(約153g)のところ、ダイエットフードであれば、一日200ccカップ約2.5杯(212g)を食べさせても通常のフードに含まれるエネルギー量と同じ計算になります。
ダイエットフードの量(約2.5杯)から、通常のフードの量(約1.8杯)に減らせば、約0.7杯分(約59g)のエネルギー摂取が抑えられる計算になりますよね。
ダイエットフードはダイエットの有効な手段の一つだと思います!
まずは、今まで食べていたメーカーから販売されているダイエットフードを試してみてください。
愛犬・愛猫に手作りごはんと聞いて「え~手作りごはん?」と思われた方も多いのではないでしょうか?
実は手作りごはんはダイエットに有効な手段の一つなんです。
その答えは、ズバリ「水分」です。
ちなみにペットフード(ドライ)にどの程度水分が含まれているかご存知ですか?
ドライフードの水分含有量は約10%(正確には8~12%)です。
水分含有量が約10%とすると、残り90%が身体を作ったり、体調を整えたりといった役割がある栄養素が含まれています。
一方、手作りごはんはと言うと、作る内容にもよりますが非常に水分含有量が多いのが特徴です。
図にするとこんな感じです。
手作りごはんは作るメニューにより水分含有量は変わってきますが、例えば100g中 60%が水分だったとすると、60gが水分、実となる部分が40gとなります。
一方、ペットフードは水分含有量が10%(計算しやすいように)とすると、100g中 10gが水分、実となる部分が90gとなります。
エネルギーは考慮に入れず量だけを考えると、ペットフードを100g食べるのと、手作りごはんを225g食べるのはイコールになります。
エネルギーは使う材料によって何とでも調整が可能なので、ペットフードで「今まで食べていた量より減らすのが可哀想」と思っているあなたにはピッタリの選択肢だと思います。
大分長くなってきたので今回はこのへんにします。
次回は愛犬の手作りごはんについてちょっと書いていきますね(^^)/
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