Sponsored Link
この記事の目次
お盆を過ぎたら海には行くな?
海水浴をするときに気を付けたいのが、お盆明けに成長して増えるクラゲです。
昔から、「お盆を過ぎたら海には行くな」って言われませんでしたか?
もともと、クラゲは年中海に居るので、お盆前だから刺されないというわけでは無いんです。
では、どうして「お盆過ぎ」がいけない、と言われるのか・・・・。
Sponsored Link
それは、クラゲが成長するのが夏の間で、お盆過ぎたあたりに赤ちゃんから大人になって刺す確率が高くなるそうです。
と、言うことは、お盆前でも赤ちゃんのクラゲは海中にいるので刺される可能性は年中あるということになりますよね。
クラゲの種類
クラゲにも色々種類がありますが、海水浴で一番メジャーなクラゲは・・・「ミズクラゲ」です。
【画像引用:http://hoshino.asablo.jp/blog/2013/03/15/6746889】
ちなみに、漢字にすると「水海月」と書くそうです!
皆さんも海で一度や二度、見たことがあるのではないでしょうか?
砂浜などに打ち上げられている透明なゼリー状のクラゲです。
このクラゲは触られてもちょっと痒いくらいで、毒性が弱いのでそんなに心配はありません。
気を付けたいのは毒性の強い以下のクラゲです。
注意したいクラゲって?
アンドンクラゲ
【画像引用:http://myougane.exblog.jp/m2009-10-01/】
カツオノエボシ(※)と一緒で、「電気クラゲ」と呼ばれています。
※)下記引用を参照してください
ただ、カツオノエボシと違って致死性はありませんが、痛みが強い毒性を持っています。
小さいクラゲで傘のサイズは3~5㎝ほど、触手を入れても20㎝位のものです。
お盆を過ぎて良く刺されるのがこのクラゲです。
大群で生息していることが多いので、一度「刺された!」と思ったらすぐに陸に上がって避難してくださいね。
次々刺されてしまいます。
【 生息場所 】
暖かくて浅い海なら日本のどこにでもいます。
8月中旬から9月下旬にかけて、北は北海道まで生息しているので全国で注意が必要です。
【 毒性 】
刺された瞬間、びりっとした痛みがあります。
そのあと、刺されたところが斑点になったり、みみず腫れになって数日腫れが続きます。
【 刺された時の対処法 】
- 海から上がります。
- クラゲの触手が付いたままだったら、触手を刺激しないようにそっとタオルなどでガードしながら取ります。
- 海水を汲んできてもらい、クラゲが触ったところを洗い流します。
- 時間とともに痒くなってくるため、患部を冷やします。腫れが酷くなければ虫刺されの薬などを使います。
とにかく、掻かずに我慢することが一番早く治す方法です。
ハブクラゲ
【画像引用:http://blog.goo.ne.jp/marine0055/e/fa545fe9c6ff082917762a7beacd1a14】
猛毒を持っている、一番危険視してもらいたいクラゲです。
「殺人の魔の手」と呼ばれています。
見た目は半透明で、傘部分の大きさは約10㎝~20㎝くらいです。
ミズクラゲと違うのが大きさと、触手の長さです。
触手が伸びると1.5mにもなるものもいるそうですが、海の中に潜っても透明なので、なかなかはっきり見えないのが怖いところです。
ハブクラゲが観測される海水浴場では、侵入防止ネットが設置されているので必ずネットの内側で遊びましょう。
あと、ハブクラゲには酢が効くので沖縄旅行で海水浴を予定している人は酢を一本持参するのがおすすめです。
【 生息場所 】
主に沖縄県周辺
【 毒性 】
刺された瞬間に激痛が走るので、刺されたことにはすぐ気付けます。
その後、水泡、みみず腫れが出来て、壊死を引き起こします。
最悪の場合、刺されたことでショック死する可能性もあります。
【 刺された時の対処法 】
- パニックで溺れないうちに海から上がります。
- クラゲの触手が付いたままだったら、触手を刺激しないようにそっとタオルなどでガードしながら取ります。
- 海水を汲んできてもらい、クラゲが触ったところを洗い流します。
- 酢を約30秒かけます。
- 痛みがある場合は冷やしながら、即病院へ行きます。
※酢を使う理由としては、毒が出る刺胞の動きを抑制する効果があるからです。
他のクラゲには効かず、逆に刺胞を刺激し悪化する場合があるので注意してください。
カツオノエボシ
【画像引用:http://www.env.go.jp/nature/nco/kinki/kushimoto/JP/img/09_dangerous_animals/07_katsuonoeboshi/01.jpg】
別名は「電気クラゲ」!
見た目は青くて透明で、大きさは約10㎝位です。
綺麗なクラゲですが、見た目に騙されたら言葉通り痛い目にあいます。
海中に大群になって浮いている時があるので比較的気づきやすいと思います。
すでに死んでいるものでも毒性は残っているので見かけても絶対に触らないようにしてください。
【 生息場所 】
お盆明けは、三陸北部、北海道南部辺りに多く出現します。
しかし、カツオノエボシはどこにでも生息しているので、日本全国(沖縄も含む)注意が必要です。
【 毒性 】
刺されると強いビリビリとした電気のような痺れがあります。
カツオノエボシが触れたところ全体に、発赤・浮腫・膨疹が出て数日引きません。
刺されたところの皮膚の腫れとは別に、発熱、吐き気の症状も出てきます。
赤ちゃんや幼児が刺されると、痙攣をおこしたり、意識が朦朧となることがあるので要注意です。
そして、2回刺されると、アナフィラキシーショックを引き起こし、最悪の場合死に至る可能性もあるクラゲです。
【 刺された時の対処法 】
- アナフィラキシーショックが起こる前に溺れないために海から上がります。
- クラゲの触手が付いたままだったら、触手を刺激しないようにそっとタオルなどでガードしながら取ります。
- 海水を汲んできてもらい、クラゲが触ったところを洗い流します。
- 患部を冷やしながら近くの病院で診察を受けてください。
アカクラゲ
【画像引用:http://ameblo.jp/eden6499/entry-10366410403.html】
名前の通り全体が赤っぽいのが特徴です。
近くで見ると、放射線状に赤い縞々があるのがわかります。傘の大きさが約20㎝と大き目、触手部分は長いと約1mになります。
別名は「はくしょんクラゲ」!
アカクラゲを乾燥させて粉末状になったものを吸い込むと、くしゃみが止まらなくなることから来ています。
【 生息場所 】
北海道以外の本州以南に生息しています。
特にお盆明けに多く生息するのが東北地方です。
【 毒性 】
刺されると、火傷に似た痛みがあります。
熱と痛さを同時に感じるんですね。
刺された後は、みみず腫れ、水泡になり、致死性はありませんが時に
呼吸困難を引き起こすので要注意です。
【 刺された時の対処法 】
- 海から上がります。
- クラゲの触手が付いたままだったら、触手を刺激しないようにそっとタオルなどでガードしながら取ります。
- 海水で患部を洗い流します。
- 患部を冷やして、呼吸困難等、皮膚以外の部分で症状が出ないか様子を見、症状が現れたら病院に行きましょう。
どのクラゲも、刺された直後に触手が残っていないか確認して海水で洗い流す必要があります。
「刺された!」とすぐに患部を触ったり、真水で消毒しようとすると、刺胞(クラゲの刺す部分)が刺激されて更に刺してきたり、浸透圧の問題で毒が奥へ奥へと体内に流れ込みやすくなります。
出来るだけ刺激しないで触手を落として、冷やし、病院へ、と言う流れを覚えておいてくださいね。
あと、クラゲが打ちあがっていても絶対に触らないことです。
「お盆を過ぎたら海には行くな」というのは、昔ながらの智恵なんですね~。
今は各地プールもたくさんあるので、お盆が開けたらプールに行くのが良さそうですね。
余談ですが、
私は小さい頃に海水浴に行った際、一度クラゲに刺された覚えが有ります。
痛みやその時の大変さなどは覚えて居ませんが、この歳になっても刺されたのを覚えている、という事はそれなりに大変だったんでしょうね!
みなさんは気を付けてくださいね。
プールに関する記事はこちら(^_^)/
関西の屋内外のプール情報です!関西にも楽しいプールはたっくさん(^_^)/
福岡の巨大プールをいくつかピックアップしてみました(^_^)/
幼児でも入れる東京のプールを探してみました!ぜひ参考にしてみてください(*^^)v
プールへ行くときの持ち物チェック!身近なプールですが意外と忘れ物が?
クラゲは見る分にはゆっくりユラユラして美しいので、出来るだけ鑑賞だけにとどめておきたいですね。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Sponsored Link