Sponsored Link
早生まれと遅生まれ、どんな違いがあるの?
子どもの誕生日や、ご自身の誕生日を人に聞かれたりすると、「早生まれ」あるいは「遅生まれ」と表現されることがありますよね。
この2つ、どのような違いがあるのかちょっとみていきましょう!
Sponsored Link
まず基本的なところですが、早生まれと遅生まれは異なる期間を指しています。
早生まれとは、1月1日~4月1日に生まれた人を、
遅生まれとは、4月2日~12月31日に生まれた人のことを指しています。
では、
なんで誕生日によって、このような名称の違いが生じているのでしょうか?
ご経験がある人も多いでしょう、早生まれの方は、特に実感したことがあるはずです。
それは、学年についてです。
早生まれの人は、日本の場合小学校への入学が、満6歳(数えの7歳)で入学します。
一方の遅生まれの人は、満7歳(数えの8歳)で入学します。
つまり、4月1日に生まれるか4月2日に生まれるかで、たった1日の差ではありますが入学する学年が異なることになります。
同じ学年の中にも約1歳差が生じるわけですよね!
早生まれの人はそれだけ早く進学する、と言う意味もあり、早いという表現がなされています。
この学年の差が生じている背景には、日本の教育に関わる法律があるためなんです。
学校教育法(第22条1項)では、次のように規定されています。
「満6才に達した日の翌日以降における最初の学年の初めから」と言う表現があるんです。
この表現による学年の初めとは、日本の始業である4月1日を指しています。
満6歳になって以降にくる初めての4月1日に、進学することを意味しているんですね。
ではこの約1年にも及ぶ差には、得や損に感じることはあるのでしょうか?
これには子どもの頃と大人になってからではちょっと違うようです。
子どもの頃は、
体型がまだ小さい段階で入学しなければいけないことがあるので、運動会などの行事が苦手に感じる子も多いようです。
学力面でも同様で、場合によっては幼稚園や保育園などの施設に居た期間も、他の子より短い傾向になります。
その分出来ることに差があることもあるので、進学初期はご家族のサポートも必要かもしれません。
大人になると、
同級生よりも年を取るスピードが遅くなります。
でも運転免許が必要な時に、他の同学年の子よりも、仮免許を取得できる年齢が大幅に遅れます。
早生まれですとちょっと面倒な場面に出会うこともあるんです。
また、
ご家族としては気になるのは、児童手当ではないでしょうか?
児童手当は中学校修了時まで支給されますが、早生まれのお子さんは1つ早く進学することになるので、支給期間が短いことになります。
さらにダブルパンチなのですが、15歳以下の年少扶養親族には扶養控除の適用がありません。
本来扶養控除の適用開始年齢と考えている高校1年生のときには、早生まれのお子さんは、満年齢でまだ15歳です。
つまり扶養控除の適用を受けられません。
児童手当もなく、扶養控除もない空白期間が生じることになります。
しかし、この部分は是正が望ましいと言われており、今後改善するかもしれません。
早生まれはこのようにデメリットが見えてくることもありますが、大切なのは健やかな成長です。
早生まれ・遅生まれにこだわらず元気な成長を見守りたいですね!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Sponsored Link